分散投資でも、リスクはなくならない

投資先を分けることと、損失を防ぐことは同じではありません。リスク・費用・換金性から基本を考えます。

お金の知識解説約4分

執筆:匠経済 編集部

分けて持つのは、偏りを和らげるため

分散投資は、値動きの特徴が異なる資産などに投資先を分け、特定の対象に偏るリスクを抑える考え方です。ただし、市場全体が下落する局面などでは、複数の資産が同時に値下がりすることがあります。分散したから元本が守られるとは限りません。

金融庁の教材でも、投資には元本割れのリスクがあることを前提に、長期・積立・分散という考え方が紹介されています。これらは利益を確約する仕組みではなく、リスクとの付き合い方を考えるための基本です。

商品数より、投資先の中身を見る

複数の投資信託を持っていても、組み入れている銘柄や地域が似ていれば、思ったほど分散されていないことがあります。商品名や本数だけで判断せず、投資対象、運用方針、通貨、主なリスクを目論見書などで確認する必要があります。

投資する時期を分ける積立にも、購入価格を平準化する働きが期待されますが、将来の利益や損失の上限が決まるわけではありません。長く持つ場合も、商品や市場の状況によって損失が生じる可能性があります。

費用と、必要なときに使えるかを確認

金融商品を比べる際は、購入時だけでなく、保有中や売却時にかかる費用も確認します。外貨建ての商品では、為替変動や両替に伴う費用も判断材料になります。費用の名称や課金の仕組みは商品ごとに異なるため、販売資料の表示を確かめます。

必要な時期に換金できるかも、収益性と同じく大切な視点です。家計の目的や使う時期を整理した上で、条件を理解できる範囲で検討します。本記事は一般的な学習情報であり、特定の金融商品や資産配分を勧めるものではありません。

参照した公表資料

  1. 金融庁「NISAを知る」
  2. 政府広報オンライン「NISAって何?わかりやすく解説」

参照確認日:2026年10月28日。本文は各資料をもとに編集部が作成した独自の解説です。リンク先の機関による監修・推薦を示すものではありません。最新の発表や制度の詳細は各機関でご確認ください。

本記事は一般的な情報提供を目的とし、個別の投資判断、税務・法律上の助言を提供するものではありません。投資には損失が生じるリスクがあります。免責事項